第14回開催レポート

TOP月例会第14回開催レポート

開催日時

2023年09月11日(月)18時〜21時

場所

シソーラス株式会社DXセンター

プレゼンテーター

テーマ

石川氏 × 小坂氏トークセッション「オフィス × 木 × 長野の可能性」

「意志あるところに道はある」

参加人数

28 名

今回は、石川 玄哉 氏(グリーンデジタル&イノベーション株式会社 取締役・株式会社KIJIN 代表取締役)、小坂 禎二 氏(株式会社電弘 代表取締役社長)、栗原 文音氏(バトミントン選手・BIPROGY株式会社 広報部所属)をお迎えしました。

はじめに、グリーンデジタル&イノベーション株式会社 取締役・株式会社KIJIN 代表取締役石川氏と株式会社電弘 代表取締役社長小坂氏に「オフィス × 木 × 長野の可能性」をテーマにお話しいただきました。

石川氏と小坂氏は、木材流通の促進事業を通して森林保全や地域課題、社会課題を解決するキイノクス・プロジェクトに取り組まれているとのこと。キイノクス(KIINNOX)は、KI(木)とINNOVATION(革新)とX(掛け合わせ&未知への可能性)という3つの言葉を掛け合わせて出来たそうです。キイノクスでは、木に関するイノベーションを多種多様な人とコラボレーションしながら行っていきたいと話されていました。

木材流通の促進のために、国産木材の需要に着目し、需要創造の一例として、国産木材を使った家具をオフィスに挿入する事例をご紹介いただきました。

石川氏は、KIINOXでも以前から使われている長野県産の木曽檜などの木材を使って、長野県との繋がりを活かすことが出来るのではないかと仰っていました。
小坂氏は、雑談から様々な事業のアイデアが生まれることが多いというアンケート結果から、オフィスへの木材の挿入によって雑談が生まれやすい環境をつくりたいと話されていました。

また、今後の長野県の可能性として、首都圏から近く中心市街地から一時間圏内に豊かな自然があるという長野県の特徴を生かし、仕事と安らぎのオン・オフを手軽にできる場所をつくっていけるのではないかと期待しているそうです。

後半は、元バトミントン選手であるBIPROGY株式会社 広報部所属 栗原 文音氏に「意志あるところに道はある」をテーマにお話しいただきました。

ご自身の経歴を話される中で、高校時代のコーチとの出逢いにより自分が大きく生まれ変われたと仰っていました。中学生までは自分を出すことが苦手だったそうですが、高校時代のコーチからはバドミントンを楽しむこと勝ち負けが全てではないこと人の為ではなく自分の為に頑張ること、を学んだと仰っていました。選手時代には怪我と闘い、その中で「意志あるところに道はある」という言葉にご自身のバドミントンへの強い想いを重ね、当時の心の支えになったと話されていました。

また、怪我によりプレーが出来ない時間は、競技との向き合い方を見つめなおし、復帰後にプレーだけでなく人として成長できるよう、やりたいことや出来ることに挑戦されたそう。怪我を乗り越えた後、復帰後はプレイヤーとしてオリンピックに出場されました。オリンピック選手としての経験や競技生活を振り返り、全力で取り組んだ結果は形を問わず必ず返ってくると仰っていました。

現在は、自身の経験を活かし、引退後のスポーツ選手のセカンドキャリアをサポートしたいと考えているそうです。また、選手や選手を支える企業、選手を応援するファンの方を巻き込み、地域コミュニティを築けるような楽しいことをしたいと話されていました。

今回は、長野県の森林循環とスポーツ選手のセカンドキャリアについてお話しいただきました。アプローチは違いますが、長野県の可能性を広げ、県内外問わず繋がりをもたらす取り組みに繋がるのではないかと感じました。長野県として、出来る事の幅を考えることが出来たいい時間になりました。