2023.01.23
バングラデシュにて開催されたハッカソンコンテスト「CODE SAMURAI 2022」に協賛しました
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12月20、21日バングラデシュの首都ダッカで行われたハッカソンコンテスト「コードサムライ2022」に、NICOLLAPは協賛スポンサーとして参画しました。
今回長野県からは、長野県庁産業労働部IT振興・立地推進課、長野県経営者協会、長野県産業振興機構と共に、NICOLLAP会員である、株式会社イーエムアイ・ラボ、シソーラス株式会社の2社が現地を訪れました。
コードサムライとは
2019年にダッカ大学とBJIT株式会社(NICOLLAP会員)が共同で立ち上げたバングラデシュ国内最大のハッカソンコンテストで、コロナ渦により開催が見送られた2020、2021年を経て、2年ぶりの開催となりました。
本コンテストには、バングラデシュ全土から71大学のコンピュータサイエンスを学ぶ学生511チーム(1533名)が予選に参加し、本戦には予選を勝ち抜いた32大学の50チーム(150名)の学生が参加しました。
コンテスト参加学生の様子
オープニングセレモニーでは、NICOLLAP荒井代表理事がプレゼンテーションを行い、長野県の信州ITバレー構想を含め、ITの力を活用した県内の取り組みや今後の展望を伝え、バングラデシュの学生にむけて長野県での活躍を期待している旨、熱く語りかけました。
セレモニー後に開催された、コンテスト参加学生と協賛企業との交流会では、長野県ブースに多くの学生が集まりました。「NAGANO」を知っている学生も多く、プレゼンテーションを聞いて興味を持ったと話してくれる学生や、EMIラボの農業分野におけるIT活用など、長野県に多くの関心が寄せられました。
今回のコンテストでは「Plan Public Project in Your City」をテーマとし、公共事業におけるコスト管理、進捗管理、品質管理等のためのソフトウェアを企画・設計、開発、発表までを行うことが課題として設定されました。
コンテストはハッカソン形式で、 1チーム3名のグループの共同作業で行われ、21日の12時に課題が公表されると、学生たちは早速目を輝かせて取り組む姿が見られました。
開始から24時間後、ダッカ大学教授陣はじめ、日本とバングラデシュのIT企業からの有志で結成された30名の審査員による厳正な審査の結果、上位8チームが表彰され、ダッカ大学のチームが優勝を勝ち取りました。入賞チームにはバングラデシュのDipu Moni教育大臣から賞金を授与され、日本のスポンサー企業は入賞チームにインターンシップ参加権や記念品を贈呈しました。
2022年は日本・バングラデシュ国交50周年、主催のダッカ大学100周年の記念すべき年の開催ということもあり、クロージングセレモニーには、バングラデシュの教育大臣のほか、在バングラデシュ日本国大使館より大使代理、JICAバングラデシュ所長、JETROバングラデシュ所長、日本-バングラ協会会長、ほか多くの方々が祝辞を述べられました。日本・バングラデシュ両国のICT分野を中心とした協力関係の継続と、更なる発展を望む言葉が多く聞かれました。
今後の展望
このハッカソンイベントは来年以降も継続的に開催される予定で、今後は長野県としても、コンテスト参加者から優秀な人材を発掘し、県内企業へインターンシップ参加ができる仕組みづくりや、高度IT人材を必要としている企業への採用支援などを検討していく予定です。NICOLLAPとしても長野県と協調し積極的に関わっていきたいと考えています。
コードサムライ2022
URL:https://committee.codesamuraibd.net/
【開催日程】2022年12月21日-22日
【主催】バングラデシュ国立ダッカ大学工学部コンピュータサイエンス工学科
【運営委員会】CODE SAMURAI 運営委員会
【後援】
独立行政法人国際協力機構(JICA)
独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)バングラデシュ事務所
一般社団法人日本バングラデシュ協会
B-JET(外国人ICT技術者人材育成プログラム)
【事務局】
CODE SAMURAI 運営事務局(グローバルギークス株式会社 内)
【参加者データ】
参加者数:1533人
参加大学数:バングラデシュ全土から72大学
審査結果:チーム名(大学)
1位 Mountain DU (ダッカ大学)
2位 Storm’s End (バングラデシュ工科大学)
3位 DU Heckers (ダッカ大学)