2019.11.21
バングラデシュ視察ツアーを実施
バングラデシュエンジニアの高いポテンシャルを実感
(株)nicolabの活動として、2019年11月11日から11月13日にバングラデシュ視察ツアーを実施しました。
「日本語習得に励むバングラデシュエンジニア」
ツアー初日は B-JET日本語クラスを見学 。B-JETとは、JICAが提供している日本市場をターゲットとしたICT人材育成事業です。3か月間のプログラムでは、日本語教育を主として、ICT教育、日本企業での就業を想定したキャリアプランの作成や日本の就活生に対抗できるような履歴書作成のレクチャーなど、各種講義が行われます。
このプログラムには実技試験や面接を経て優秀な人材が集められていますが、日本での就業が確約されているわけではありません。日本での就業機会を獲得するために、中には仕事を辞めてB-JETに応募する人がいるほど、このプログラムはバングラデシュエンジニアにとって魅力的であり、B-JET研修生は懸命に日本語の勉強をしています。
「面接も日本語で実施」
ツアー2日目は午前から午後にかけて採用面接を行いました。事前に履歴書等の資料をもとに候補者を選抜し、当日はB-JET卒業生数名と面接が行われました。通訳が同席し、1対1の個人面接を一人あたり30分間行いました。なお、ご要望により集団形式での採用面接を行うことも可能です。 得意な言語や、学生時代の研究内容など開発技術に関する質問や、日本の好きなところや家族に関する質問について、おおよそ7割は日本語でやりとりが行われ、そのほか必要に応じて通訳が補助に入りました。
「AIも担うオフショア開発」
英語力を活かし、日本企業だけでなくヨーロッパ圏の企業案件までオフショア開発を担っている現場を見学しました。自動翻訳デバイスの最新機能を実際に試したり、AI技術を活用した違法駐車を取り締まるシステムがどのような条件で違法駐車と判断するのかといった技術的な質問がでたりと、活発な技術交流の機会となりました。
「次回視察ツアーは来年2月上旬を予定 」
今回ご参加いただいた企業さまからは「2泊3日ではバングラデシュの魅力を知るには時間が足りない」との嬉しいご意見も頂戴しました。次回視察ツアーは来年2月上旬を予定しております。さらにご満足いただけるよう、ツアー内容の充実を図って参ります。