― 社名変更とコンセプトリニューアルのお知らせ ―
私たちはこのたび、これまで「一般社団法人 長野ITコラボレーションプラットフォーム」として活動してきた団体の名称を、「一般社団法人 nicollap(ニコラップ)」 に改めました。
「nicollap」という呼び名は、設立当初から私たちの略称として親しまれてきたものです。その略称をあえて正式名称へと変えることにした背景には、私たち自身の変化と、地域との新たな向き合い方への決意があります。
社名に込めた、新たな意味
旧名称である「長野ITコラボレーションプラットフォーム」は、ITを通じた地域支援を目的としてスタートしました。しかし、時代が変化し、私たちの役割もまた広がってきました。
現在は、ITに限らず、人材・知恵・文化といった多様なリソースをつなぎ、地域における社会的インパクト(Impact)を共に創出する取り組みが中心となっています。
そこで、“IT”の“I”を、Impact for social shift(社会変革のためのインパクト)という新たな意味に再定義し、nicollap を正式名称とすることを決めました。
これにより、これまで以上に柔軟に、地域のさまざまな主体とつながり、共に考え、共に実践していくための「開かれた器」としての姿勢を明確にしていきます。
リニューアルの背景
少子高齢化、担い手不足、都市と地方の格差、環境や多様性の課題。こうした複雑で横断的な地域課題に対し、行政や企業、住民、そして外部の専門家など、さまざまな立場の人たちが力を合わせて取り組む“共創”が求められています。
nicollapは、こうした共創の場を支える**「ハブ」や「つなぎ役」として、多くのプロジェクトに携わってきました。今後は、より一歩踏み込んで、“共創の主体”そのものとして地域社会の変革に向き合っていく**ことを目指します。
これからのnicollapが果たす5つの役割
新しいビジョンのもと、私たちは以下の5つの機能を軸に活動していきます:
- ハブ機能
人・知・文化・資源が交差する場をつくります - 中間支援機能
行政・民間・地域の多様な主体をつなぎ、連携を設計します - 共創体機能
コンソーシアム型の事業を担い、実行のエンジンとなります - インパクト評価機能
定量・定性的な成果を可視化し、次につなげます - 政策提言機能
現場で得た知見を制度や仕組みの改善に反映します
これらの機能を通じて、地域社会のさまざまな“変化の兆し”を捉え、そこから前例のない価値を生み出す挑戦を積み重ねていきます。
私たちのこれから
nicollap は、「何かを変える」のではなく、「地域とともに変わっていく」存在です。
地元に根ざした人々と、地域外から訪れる多様なプレイヤーが出会い、交わり、互いに刺激を受けながら、持続可能な未来を共に描いていく。その出会いの交差点として、nicollap という場が存在し続けたいと考えています。
これからも私たちnicollapに、どうぞご期待ください。