オランダ・ロッテルダムで、コーヒーかすや木くずなどの都市廃棄物を活用し、キノコを栽培する都市型ファーム「Rotterzwam」を訪問しました。
彼らの取り組みは、単に廃棄物を再利用するだけではありません。企業や自治体から出るコーヒーかすを回収し、食料生産につなげ、収穫後の培地は堆肥として土に戻す。さらに、キノコや菌糸が持つ分解・吸着の力を、環境浄化や機能性食品の分野にも広げようとしています。
印象的だったのは、「廃棄物とは何か」という問いです。燃やして終わらせるのではなく、地域にある未利用資源をもう一度価値ある素材として捉え直すこと。その発想は、長野県の農業、観光、食品加工、木質資源の活用にも多くの示唆を与えてくれます。
この記事では、Rotterzwamの事業モデル、都市型農業としての可能性、そして循環型経済を実装するうえでの制度的課題について紹介します。nicollapが取り組む「社会課題へのアプローチ」の一例として、地域資源を活かした新しい循環のつくり方を考えるきっかけになれば幸いです。